Vosmaeropsis japonica
(ヤマトボスメールカイメン)
Heteropiidae
骨格構造
採集地:田倉崎:和歌山県
採集年月日:2017.04.30
採集水深:潮間帯
骨 片
口縁の四輻体(Quadriactine)
大桿状体(Largi oxea)
表層下の偽矢状三輻体(Pseudosagittal triractine)
口縁の三輻体(Triactine)
微小桿状体(Microoxea)
胃層付近の矢状三輻体
(Sagittal triractine)
口縁に突き出す線状骨片(矢印)
表層付近断面(大桿状体が表層から突き出る)
メモ
やや偏圧した卵型のカイメンで 大桿状体が表層から突き出て棘状を呈する 口縁を有する卵形の口が開く
・溝系はロイコン型
・口縁:大桿状体、線状骨片、三輻体、四輻体からな
る 線状骨片が柵状に並ぶ
・表層:矢状三輻体と表層下にある偽矢状三輻体か
らなる
表面から大桿状体と線状骨片 微小桿状体が
突きでる
・鞭毛室層:多層になった三輻体や矢状三輻体から
なる
・胃層:三輻体や四輻体からなる 四輻体の頂輻が
胃壁から飛び出る
・骨片
・矢状三輻体(表層部):
基輻部:45.0–130.0 (81.6±25.4) ×9.0–18.0
(12.5±2.4) µm
双輻部:7.5-15.0 (11.5±2.8) ×9.0–15.0 (12.4±2.2)
µm
・大桿状体:380.0-1225.0 (716.2±205.0) ×20.0–
100.0 (50.6±20.1) µm
・微小桿状体:52.5-95.0 (71.6±10.4) ×3.75–5.0
(4.3±0.6) µm
・偽矢状三輻体(表層下部):
基輻部:75.0–125.0 (100.4±13.4) ×10.0–17.5 (12.9±2.3)
µm
長双輻部70 -120.0 (89±13.5) ×10.0–15.0 (12.5±2.2) µm
短双輻部:60.0-105.0 (75.6±12.2) ×10.0–15.0
(12.5±2.1) µm
・矢状三輻体(胃層部):
基輻部:5.0–175.0 (125.8±27.9) ×7.5–15.0
(11.9±2.6) µm
双輻部:55.0-115.0 (82.9±18.5) ×7.5–15.0
(11.6±2.3) µm
・矢状四輻体(胃層部):
基輻部:30.0–150.0 (110.3±32.8) ×5.0–15.0
(9.6±3.4) µm
双輻部:35.0-120.0 (84.6±27.3) ×7.5–15.0
(9.8±3.1) µm
胃層断面(四輻体の頂輻(矢印)が胃層に突き出る)