Leuconia dura(カタカイメン)
Baeriidae
骨格構造
1cm
表層付近断面
表層平面( 微小骨片)
(拡大図)
採集地:長崎海岸:大阪府
採集年月日:2019.05.18
採集水深:潮間帯
鞭毛室層断面
鞭毛室の表面骨格
骨 片
正三輻体(Regular triractine)
微小桿状体(矛状型)(Microoxea: lance head type)
矢状三輻体(Sagittal triractine)
矢状三輻体(Sagittal triractine)
微小桿状体(棘状型)(Microoxea: spined type)
四輻体(Quadriactine)
主な文献
Hozawa, S. (1929) Studies on the calcareous sponges of Japan. J. Fac. Sci. Imp. Univ. Tokyo, Sect. 4, Zoology, 1, part 5: 277-389.
Tanita, S. (1943) Studies on the calcarea of Japan. Sci. Rep. Tohoku Imp. Univ., Ser. 4, 17(4): 353-490.
メモ
さまざまな形を取るカイメンで、質は密で固い
外表は滑らかであるが多少波状を呈する
・溝系はロイコン型(ミツクリクダカイメン参照)
・表層:大型の正三輻体と矢状三輻体が水平に配
列する
三輻体の間にはきわめて多くの二種類の
微小桿状体がある
・鞭毛室層:大型の正三輻体や矢状三輻体、
四輻体が不規則に配列する
・鞭毛室、胃腔:基輻が短く双輻が長い三輻体や
四輻体がに配列し、表層は滑らか
・骨片
・正三輻体(表層部):240.0-700.0 (417.4±150.6) µm
・矢状三輻体(表層部):
基輻部:115 – 275 (174.7±50.8) × 10 .0 – 30.0
(14.1±6.0) µm
双輻部:80.0 – 255.0 (141.6±51.7) × 10.0 –
30.0 (14.1±6.0) µm
・微小桿状体(矛状型):
42.5 - 72.5 (56.1±8.5) × 5.0 - 7.5
(6.3±1.3) µm
・微小桿状体(棘状型)
25.0 – 60.0 (44.5±8.3) × 2.5 – 5.0
(2.6±0.5) µm
・双輻三輻体(鞭毛室):
基輻部:30.0 – 85.0 (61.9±14.8)×10.0 -
17.5 (12.9±2.3)µm
双輻部:120.0 – 240.0 (184.3±35.4)×10.0 -
17.5 (12.9±2.3) µm
双輻三輻体(Sagittal triractine)