top of page

Dysidea fragilis(ツチイロカイメン) 
Dysideidae 

採集地:城ケ崎:和歌山県

​採集年月日:2017.06.11

​採集水深 :潮間帯

表皮部分

メモ

  骨片を持たず、異物を含む海綿質繊維が海綿体を

  支える

  異物は他種のカイメンの骨片や砂粒などから成る

・表層:異物を含む海綿質繊維が飛び出し棘状になる

   体表に細かい異物をつけている

・内層:基底から表層にかけて垂直に一次繊維が走る

     多くの二次繊維が一次繊維とほぼ直角に交

          り、枝分かれして網目状構造を作る。

     各繊維には多量の異物を密に含むが、二次繊

          維には異物混入が少ないものもある

          一次繊維の太さ: 80-150 µm.

          二次繊維の太さ: 50-100 µm.     

 

骨格構造

表層付近(1)

表層付近(2)

内 層

主な文献
Bargquist, P.R. (1961). The Keratosa (Porifera) collected by the Chatham Islands 1954 Expedition. N.Z. Oceanogr. Inst. Mem., 13 (139): 207-219.
谷田・星野 (1989)相模湾産尋常海綿類.生物学御研究  (和文):166pp.
bottom of page